フリマアプリの中でも人気の高い「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」。売れた商品から得た売上金を現金化する方法が簡単で便利な一方、それぞれのアプリで手数料や現金化の条件が異なります。「できるだけ手数料を安くしたい」「お得に現金化する方法を知りたい」という方のために、3大フリマアプリの現金化手数料を徹底比較し、それぞれのアプリの特徴を活かした使い分けのコツをご紹介します!
振込手数料と振込までの時間
メルカリの現金化手数料と特徴
メルカリは日本最大級のフリマアプリで、多くのユーザーが利用しています。売上金を現金化する方法として、銀行口座への振込が一般的です。
- 振込手数料:200円(1万円以上の場合100円)
- 振込までの時間:通常2~3営業日
楽天銀行を利用すると、他の銀行より振込手数料を安く抑えられる点が魅力です。また、振込申請の期限(売上金発生日から180日間)に注意が必要です。
ラクマの現金化手数料と特徴
ラクマは楽天市場と連携しているため、楽天経済圏を活用したい人におすすめです。ラクマの売上金を現金化する方法は、楽天銀行を利用するとお得です。
- 振込手数料:楽天銀行なら無料、その他の銀行は210円
- 振込までの時間:1~2営業日
楽天ポイントとして受け取る選択肢もあり、現金化よりもポイントに価値を感じる場合はさらにお得です。
PayPayフリマの現金化手数料と特徴
PayPayフリマは、PayPay残高を活用したい方に最適です。売上金は一度PayPay残高にチャージされる仕組みで、現金化するには手間がかかる場合があります。
- 振込手数料:1回100円(PayPay残高→銀行口座)
- 振込までの時間:通常2~3営業日
PayPay残高での直接利用がお得ですが、現金化を優先する場合は他のアプリと比べて手数料が割高になることがあります。
お得な使い分けのコツ
- 手数料を最小限に抑えたい場合は、楽天銀行を活用したラクマが最適。
- 頻繁に現金化する必要がないなら、手数料が比較的安いメルカリもおすすめ。
- PayPayを日常的に使っている方は、PayPayフリマを選ぶと利便性が高まります。
メルカリ、ラクマ 、PayPayフリマの手数料比較
販売にかかる手数料を比較してみると、PayPayフリマ、メルカリ、ラクマ の順番となります。1商品だけを考えると大した差は感じないことが多いのですが、例えば月に10,000円を平均して販売されていると、年間に10%の販売手数料の場合12,000円分の手数料がかかります。
アプリ名 |
販売手数料 |
振込手数料 |
販売価格の5% |
100円 |
|
販売価格の4.5~10%+消費税 |
210円 |
|
販売価格の10% |
200円 |
- PayPay銀行なら振込手数料無料、ラクマ は1万円以上の申請かつ楽天銀行なら無料
- ラクマ の販売手数料は前月の販売実績により変化
一目でわかるフリマアプリの手数料・ポイント利用表
メルカリより、ラクマ、PayPayフリマのそれぞれ販売されやすい商品から選択して販売する、商品選択販売方法もあります。
メルカリのお勧めグッズ
(オールマイティー)
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- ファッションアイテム:洋服、アクセサリー、シューズなどが人気です。
- 家電製品:中古の家電製品やゲーム機なども取引されています。
- ホビー・コレクターズアイテム:トレカやフィギュアなど、趣味に関する商品が人気です。
ラクマのお勧めグッズ
(美顔・コスメ系)
-
- 化粧品・スキンケア:新品未使用品や限定品が特に注目されています。
- 美容家電:美顔器やヘアケアアイテムが取引されています。
- メイクアップツール:ブラシやパフなどのアクセサリーが人気です。
PayPayフリマのお勧めグッズ
(ガジェット系)
-
- スマートフォン・タブレット:新しいモデルや中古品が頻繁に出品されています。
- ガジェット・アクセサリー:ヘッドフォン、スマートウォッチ、充電器などが取引されています。
- カメラ・写真機材:カメラやレンズ、アクションカメラなどが人気です。
これらは一般的な傾向であります。個々の商品の需要や人気は日々変動しますますので、販売する際には、一度同じカテゴリの商品の相場や需要を確認することが重要です。
- 商品の価格相場を簡単にチェック(無料期間有り)をご参考下さい。
フリマアプリの特徴
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマは、日本の主要なフリマーケットアプリで、それぞれ異なる特徴を持っています。
メルカリの特徴
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- 特徴: 幅広いジャンルで取引が行われており、ユーザー数が非常に多い。使いやすさや品ぞろえがあり、平均的に商品が売りやすい印象。
- ポイント: メルペイを利用することで、NTTドコモのdカードポイントが還元される。
ラクマの特徴
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- 特徴: 楽天グループが運営しており、元は女性向けアプリ「フリル」から生まれた。楽天ユーザーが中心で、女性向け商品に強い反応がある。
- ポイント: 楽天カードを利用することで、楽天ポイントが還元される。
PayPayフリマの特徴
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- 特徴: ヤフーが運営し、「ヤフオク!」と連動している。2019年にサービス開始。後発ながら、ガジェット系の商品に強い印象があり、動画での商品紹介や値下げ交渉がシステマティックに行われる。
- ポイント: 特に記事からはポイントに関する情報は記載がありませんが、PayPay関連のポイントサービスが利用できる可能性があります。
これらのアプリは、ユーザーの好みや取引したい商品によって選択が異なります。使い勝手や特定のジャンルへの特化、ポイントサービスなどが、ユーザーにとって重要な選択基準となるでしょう。
メルカリ・ラクマ ・PayPayフリマでの同時出品について
複数のフリマアプリを利用して同時に商品を出品する際は、2重出品に関するルールに留意することが重要です。以下に、各アプリのルールについて簡単に説明します。
メルカリのルール
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- ルール: メルカリでは公式に2重出品が禁じられています。同じ商品を他のフリマアプリなどで同時に出品することは避けるべきです。売れた場合、速やかに他のプラットフォームでの出品を取り下げるか、メルカリの取引をキャンセルする必要があります。
- メルカリの不適切と判断される行為
ラクマのルール
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- ルール: ラクマの公式ルールに直接「2重出品禁止」とは明記されていないようですが、同様の方針が取られている可能性があります。商品が他のフリマアプリなどで同時に売れてしまった場合、問題が生じる可能性があります。ユーザーガイドや利用規約を確認し、ルールに従うよう心がけましょう。
- ラクマ 禁止行為リスト
PayPayフリマのルール
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- ルール: ヤフーが運営するPayPayフリマも、公式ルールで2重出品が禁じられています。商品が同時に他のプラットフォームで売れてしまった場合、速やかにキャンセルや取下げの対応が必要です。
- 出品者の禁止行為
各アプリは異なる取引ポリシーを持っているため、ルールを守ることが信頼性を保つために重要です。同時に出品する際は、在庫管理や即時対応が求められるため、慎重に取引を行うことが良いでしょう。詳しくは、コチラの記事をご参考ください。
売り上げ金の使い道
「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」は、発生した売上金の利用の仕方について、それぞれ異なる特徴や手数料などの発生があります。
メルカリの売上金
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- 売り上げはポイントとして加算され、メルカリ内での買い物やメルペイ、iDの加盟店での支払いに利用可能。
- 手数料200円を支払うことで現金化が可能。小額のポイントはコンビニや飲食店での支払いに利用。
ラクマの売上金
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- 売り上げは「楽天キャッシュ」に蓄積され、楽天内での買い物や楽天ペイを使った支払いに利用可能。
- 現金として受け取る場合、楽天銀行口座に出金すると10,000円以上で手数料無料。
PayPayフリマの売上金
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- 売り上げを現金で受け取る際の手数料が100円で最も安い。PayPay銀行口座に出金する場合は手数料無料。
- 売り上げはPayPayにチャージして利用することも可能。PayPayはリアル店舗の支払いにも利用できる。
それぞれのアプリは、売り上げの「経済圏」によって使い道が異なり、手数料や利用できるサービスも違います。例えば、楽天ユーザーであればラクマが便利で、PayPayユーザーであればPayPayフリマがリーズナブルといえます。出品者はこれらの特徴を理解し、自身の利用スタイルに合ったアプリを選択することが重要です。また、キャンペーン期間を狙って出品することで、購入希望者にポイント還元の魅力を提供しやすくなります。
- おすすめリンク一覧
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマの現金化手数料とお得な選び方まとめ
「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」の現金化手数料や特徴を比較すると、それぞれのフリマアプリでメリットとデメリットが異なります。楽天銀行やPayPay残高を活用するなど、目的に応じた使い分けをすることで、手数料を抑えながら効率的に現金化が可能です。あなたのライフスタイルや使用目的に合ったフリマアプリを選び、売上金をお得に活用しましょう!
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