ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」ですが、梱包するサイズにによって格安で発送できるため、フリマアプリやオークションにて、宅急便コンパクトを利用する方が増えてきています。
しかし、意外と利用についてのメリットやデメリットがあることを知らない。という方も多いため、コチラに分かりやすくまとめてみましたのでご参考ください。尚、フリマサイトでの利用時は各サイトの特別な価格設定などがありますのでご注意ください。今回は一般に利用する場合でのご案内となります。
宅急便コンパクトのメリット
配送料が安い
宅急便コンパクトの最大のメリットは料金が安く、全国一律料金であるために安心して利用できます。
例. 【発地】関東 → 【着地】関西の場合
宅急便コンパクト |
宅急便(60サイズ) |
ゆうパック(60サイズ) |
730円(660円 + 専用BOX70円) |
1,040円 |
850円 |
宅急便/ゆうパック比較 |
➕310円 |
➕120円 |
【備考】
- 宅急便コンパクト・宅急便は、ヤマト運輸直営店や取扱店、コンビニエンスストアへお荷物一個につき100円の持ち込み割引あり。
- 宅急便コンパクト・宅急便は、クロネコメンバーズのお客さまがヤマト運輸直営店に持ち込み、送り状をネコピットで発行または送り状発行システムC2で用意した場合いは、さらに50円値引あり。
- ゆうパックは、郵便局またはゆうパック取扱所にお荷物をお持ち込みいただくと、お荷物一個につき120円の持ち込み割引あり。
重量制限がない
重さも送る物、例えばハードカバーの本などを送りたい時などには重量が気になりますよね。しかし宅急便コンパクトでは重量制限がないため心配無用です。
宅急便コンパクト |
宅急便(60サイズ) |
ゆうパック(60サイズ) |
なし |
2kgまで |
25kgまで |
箱の組立が簡単
段ボールや紙袋をわざわざ用意する手間も必要も無く、専用BOXに入れるだけで荷物を送れるのでらくちんです。また、専用BOXの組み立てもとっても簡単。組み立て方法は、コチラの「梱包:packing05」が参考になります。
荷物の紛失・破損に対する補償付きで安心
宅急便コンパクトは、1個につき3万円(税込み)の補償(責任限度額)がありますので、受け取る方も発送する方も安心です。
ただし※宅急便コンパクト約款により3万円(税込み)を超えるお荷物については、宅急便として取り扱いが変わる場合がありますので、高価な品物の際にはご注意ください。
宅急便コンパクトのデメリット
箱代の費用がかかる。
宅急便コンパクトの箱は宅急便コンパクト専用BOXのみの取り扱いとなります。ご利用の際には、事前に専用BOXを、店頭・電話・webにて70円(税込)で購入する必要があります。
また、何度か利用する予定がある際には、多少の変動はありますがAmazonで購入をすると1枚あたりの金額が安く、また購入価格の1%分のアマゾンポイントがもらえ、ポイントはAmazon.co.jpウェブサイトでの次回購入の支払いにポイント=1円の価値で使用できて更にお得です。
箱を購入できる場所が限られている。
上記のようにAmazonなどのweb購入以外では、店頭、電話で事前に購入する必要があります。
【店頭で購入 】
- 直営店(宅急便センター)やセブンイレブンやファミリーマートなどの 取扱店・コンビニエンスストア (一部取扱店を除く)の店頭で購入 ※1枚単位で販売中
宅急便コンパクト専用BOXを取り扱っているコンビニエンスストアは、直営店・取扱店・ドライバー検索でご確認ください。
【電話で購入 】
【webで購入】
宅急便コンパクトは専用の送り状(伝票)が必要
送り状(伝票) は、記入式(手書き)と印刷式(印字)の2種類あります。入手先はそれぞれ違いますのでご注意ください。
1. 記入式の送り状
- 直営店(宅急便センター)・取扱店・コンビニエンスストアでご用意しております。
※コンビニエンスストアには、宅急便コンパクトのは発払いの送り状(伝票)のみ入手することが出来ます。 - サービスセンター または セールスドライバー へ連絡すると、送り状(伝票)をお届け又はポスト投函して頂けます。
※送り状(伝票)や集荷に、追加料金や費用はかかりませんのでご安心下さい。
2.印刷式の送り状
- 直営店(宅急便センター)に設置している ネコピット で発行することが出来ます。
- ヤマト運輸ホームページ(web)、ヤマト運輸公式アプリ、 LINE からの集荷依頼時が可能です。各サイトからお届け先を入力して設定することで、集荷の際に、印字済みの送り状(伝票)を持参して頂けます。※発払いのみ
- 宅急便をスマホで送る を利用する場合は、 宅配便ロッカーPUDOステーション ・コンビニエンスストア(セブン–イレブン、ファミリーマート)にて2次元コードを提示するだけで荷物を発送することが出来ます。( クロネコメンバーズ 会員の方)※発払いのみ
送る荷物の厚さが5cmまでの制限あり
宅急便コンパクトは厚さ5cmまでに収まらない場合は通常の宅急便 (60サイズ~)扱いとなる場合があります。荷物を詰めて5cmを超えてしまいそうな荷物(厚手の衣類等)は、日本郵便のレターパックプラスを利用しましょう。
宅急便コンパクト |
レターパックプラス |
縦20cm・横25cm・高さ5cm |
制限なし |
730円(660円 + 専用BOX70円) |
520円(宅急便コンパクトとの比較▲210円) |
- レターパックプラスは封筒形ですが、中に入れる事ができ、A4サイズ・重量4kg以内であれば、厚さ3cmを超える荷物も送ることが出来ます。
- レターパックプラスはは、日本郵便が販売する郵便切手類等となり専用封筒が必要です。
宅急便コンパクトのメリット/デメリットまとめ
宅急便コンパクトは、箱型であるため化粧品や薄手の衣類、小物などを送るのに適しています。しかし、厚みが外寸5cmを超えるなど著しく変形してしまう場合や、蓋が閉まらない場合などで、補強梱包が必要な場合は送れはしますが、宅急便 (60サイズ~)での発送に変更されてしまいまうため注意が必要です。宅急便コンパクトとレターパックプラスを事前に用意して、発送する荷物によって使い分けをすると作業効率が良いでしょう。
また、フリマサイトでの利用については、関連する記事が御座いますので宜しければ合わせてご覧ください。