商品の出品をフリマサイトでされていると、同時出品をすれば売れていない商品も売れるようになるのでは？と考えている方も多いいです。
そんな中で、２大フリマサイトのメルカリとラクマに同時出品した場合、違反となりペナルティーがあったりするのかどうかが心配になります。
そこで、具体的にフリマサイトに記載されている規約を確認しながら、違反となる場合とならない対処方法をご紹介します。
メルカリとラクマの同時出品に関する規約
メルカリの規約
- 同じ商品を他社のサービスやその他の方法によって二重に出品することにより、お客さま間でトラブルを引き起こすと思われるもの
※メルカリガイド「不適切と判断される行為（禁止されている行為）」より一部抜粋（2022年10月現在）
ラクマの規約
- 成立した取引の履行を遅延させる、又は円滑な履行を妨げる行為
- 購入申請が入ってから仕入れを行うなど、手元にない商品を出品する行為は禁止しています。※発売日前の予約商品も含みます
※出品者を通さず、メーカーや通販業者等から購入者へ直接発送する行為（無在庫販売・ドロップシッピング）も含みます
※海外からの発送も含みますこれは実際には仕入れられない可能性があることや、購入申請の時点で実物の状態がわからないことから、トラブルの原因になるのを防ぐためです。 - 必ず手元にある商品を、自分で撮影して出品しましょう。
※ラクマのルール「禁止行為リスト」より一部抜粋（2022年10月現在）
結論として、購入者の迷惑になる行為にならないように出品することで、両フリマサイトの規約違反になることはありません。
メルカリ・ラクマ の規約違反となる迷惑行為
無在庫出品の考え方は、手元にない商品を出品することで、他の方に購入されてしまって手元にないことも含め購入者へ商品が渡せないなどの迷惑行為となります。
つまり、手元に商品がある状態で販売するのであれば無在庫販売ではありません。上記ように他の方に購入された状態で販売を続けることがないように、注意して出品する必要があります。それでは、その方法について商品を両サイトで出品した場合について詳しく見ていきましょう。
メルカリ・ラクマ の規約違反を防ぐ事前の設定
ポイントはラクマの商品出品時に購入申請制度を有効にすることです。先ずはラクマで商品を出品する際に購入申請を設定しておくことで規約違反を防ぐ事ができます。
ラクマ購入申請の説明
「購入申請」とは、購入者が出品者に対して購入の意思表示をする機能です。
「購入申請あり」について
購入者の場合
購入を希望する方は購入申請をして、出品者から承認されることで、はじめて取引を開始することができます。
購入申請の承認が完了するまで、購入者の個人情報（氏名・住所）が表示されることはございません。
出品者の場合
購入希望者から購入申請が入ったら、承認をして取引を開始することができます。
承認手順につきましては、はじめてガイド購入申請を承認するをご覧ください。
購入申請の承認が完了するまで、購入者の個人情報（氏名・住所）が表示されることはございません。
なお、匿名配送を利用されている場合は、承認完了後も個人情報は表示されません。
商品情報を編集することで購入申請をキャンセル(購入申請なし)できます。
「購入申請なし（すぐに購入可）」について
購入者の場合
出品者の承認を待たずに購入できるので、スピーディーに取引ができます。
出品者の場合
出品する商品ごとに設定することができるため、利用者によってカスタマイズしてご利用いただけます。
「すぐに購入可」に設定されたい場合は、出品画面で「購入申請：なし」をお選びください。
メルカリ又はラクマ で同時出品した物が売れた場合
メルカリで商品が購入された場合
メルカリで商品が購入された場合は、ラクマで出品している商品を削除します。タイムリーに削除できないのでは？と心配の方は、メルカリの商品説明または自己紹介欄を活用して、購入前にコメントを入れて頂くよう工夫をすると、直接購入されにくくなります。但し、メルカリでは独自ルールが禁止されていますので、事前のコメントなしで購入するのがメルカリ本来のルールです。そのため次のようにコメントを添えるのが有効でしょう。
- 商品説明に「多少のお値引き可」の意思を記載する。
- 自己紹介に「他の商品と合わせて購入希望の方はコメントをもらう」ようお願いする。
ラクマで商品が購入された場合
ラクマの購入申請制度を有効にしておきます。有効にすることにより購入者は事前に購入希望であることを出品者に伝え許可を得て購入するシステムを活用します。
購入希望者から購入申請があった際に、メルカリで出品している商品を削除、または一時停止にします。その後、ラクマで確実に購入されてた場合は一時停止している商品を削除します。
メルカリとラクマの同時出品は違反か否かを解説！同時に売れた時の対処法まとめ
不要になったものをフリマサイトで必要な方に安くお譲りしたり、自分の趣味で作った洋服や小物などを実店舗を設けずに販売したい方など、個人と個人との物の交換が、今はとても便利な時代になっています。そこで、今回ご紹介したように、メルカリとラクマのサービスが類似していること、そしてサポートがしっかりしていることを考慮した中で、２つのフリマサイトを上手に取り扱いをすることをお勧めします。※メルカリとラクマの違いについてはコチラのページで詳しくご紹介しています。
但し、やり方を間違えてしまうと、せっかくあなたが出品している商品を購入したいと思われた方に対して、購入できないという残念な結果となってしまいますので注意して商品の出品を行いましょう。そして、常にフリマサイトの規約の変更には十分注意し、規約内容の解釈についても自己責任で理解した上で販売を行いましょう。
これからも出品者や購入者が気持ち良い取引が出来、益々フリマサイトを活用していただける方が増えることにより、人と人とのすてきな繋がりが持てるようになれば幸いです。最後までご覧いただき有難う御座いました。
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